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【豆知識】 2004年09月14日
道路は何故アスファルト舗装なのか?
まず、アスファルトの基礎知識から。
アスファルトとは、原油からガソリン、軽油、重油などを取り出したあと、最後まで残っている固体状のもののことです。アスファルト自体はネバネバした接着剤のようなもので、道路の舗装にはアスファルトと砂利を混ぜ合わせたものを使います。揚げたお米を飴で固めた雷おこしのような構造になっているわけです。
さて、道路の舗装には、なぜアスファルトが使われるのでしょうか? コンクリートではいけないのでしょうか?
1.固まる時間の問題
コンクリートは水とセメントが化学反応することによって、ゆっくり固まります。人が載っても壊れないくらいの硬さであれば1日もあればよいのですが、車が通れるほどの硬さになるためには1週間くらいかかるそうです。1週間も道路が使えないというのは、大変面倒なことです。
一方で、アスファルトは飴のようなもので、熱いときにはネバネバ・ドロドロ状態で、冷めると固まります。冷えれば車が通れる固さになるので、道路がすぐに使用可能になるというメリットがあるのです。
2.耐久性の問題
コンクリートはカチコチに固まるのに対して、アスファルトは固まった状態でもある程度の軟らかさを持っています。長い間、道路の舗装として使用することを考えた場合、重さに対して変形しながら耐え続けられるアスファルトのほうがメリットが大きいのです。
コンクリートは歪みませんが、一定以上の力が加わると割れてしまいます。
このような訳で、一般の道路はアスファルト舗装になっているわけです。
ちなみに空港では、飛行機の重さで歪んでしまうほうが問題なので、アスファルト舗装ではなくコンクリート舗装にしているようです。
投稿者 bathrobe : 2004年09月14日 01:08
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コメント
へー。勉強になりました。
投稿者 mayu : 2004年10月22日 23:02
ちょうど探していた情報でした。勉強になりました。
投稿者 : 2006年01月14日 18:48