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【豆知識】   2004年11月16日

ローリング族対策のグルービング工法

質問コーナーに、以下のような質問が寄せられました。

「速度抑制区間」と称して、道路の進行方向にスリットが入っています。これはどのような意味があるのでしょうか?

言葉で説明すると分かりづらいので、道路工事業者の「ナガタ工業株式会社」から、スリットが入った道路の写真を引用させていただきます。

slit01.jpg

このような路面の加工は、専門用語で「乾式グルービング工法」というそうですが、その説明については「ナガタ工業株式会社」をご覧ください。

この加工は、横方向へ滑りづらくする加工のようです。高速で走る車にとって本当に滑りづらいかどうかは、もう少し調べてみますが、横に滑るためにはギザギザを乗り越えないといけないため、確かに滑りづらいような気がします。

これは主にカーブに設置され、「スリップ防止」のほか「ローリング族対策」に使われるようです。ローリング族は車体を滑らせながらカーブを曲がっていくことを楽しんでいるため、滑りにくい路面にして「楽しめない」道路にしてしまおうという対策のようです。

ですので、一般車両にとっては一石二鳥なのかもしれません。

ちなみに、センターラインにあるポールや出っ張り、路面のデコボコなどもローリング対策に使われておりますが、これらは一般車両にとっても走りづらいので、とても困りますね。

投稿者 bathrobe : 2004年11月16日 01:05

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コメント

「ローリング対策のスリット」で「横方向に滑りにくい」とのコメントですが、某道路管理事務所は「オートバイのローリング対策で接地面積を減らし、滑り易くしている」との回答でした。更に、この加工は四輪車にも滑りやすく危険と認識していますが、いかがお考えですか?接地面積を減らす目的でスリットを入れる事はF1のタイヤと同じです。F1のタイヤのスリットはグリップ力を落とす事が目的です。(コーナースピードを抑える)

投稿者 MSG : 2004年11月16日 01:57

このあたりが参考になると思います。
http://www.wetgrooving.gr.jp/1.htm
http://www.ezima.co.jp/groov_top.html

F1のタイヤはネバネバして、地面にへばり付く構造になっているため、接地面積が減るとグリップ力も減少しますが、普通のタイヤはそうではありません。

普通のタイヤは摩擦力で道路と接していますが、摩擦力は接地面積で生まれるものではなくて、接地面の材質と、押しつける力でによって生まれるものです。

すなわち、接地面積が多少減ったとしても、ツルツルの路面より、ギザギザの路面(グルービング舗装)のほうが滑りにくいのです。

また、特に滑りやすい雨天時の問題もあります。自動車のタイヤの溝がある一番の目的は排水です。タイヤと地面の間の水の排水性が悪いと、滑りやすくなります。

道路に溝があると排水性が良くなるので滑りにくくなる・・・こういう効果も期待できます。

投稿者 管理人 : 2004年11月16日 08:52

いやあ・・・実際走れば判りますよ。

管理人さんのは、URL・持論共に「机上の空論」でしかありません。

あの加工がされた道路を走ったバイク乗りの友人曰く、

「行政はバイク乗りを殺す気か?」


実際、自分もあの手の道路は滑りやすく、特に雨の日は危険と言う実体験しかありませんでした。

そういう「机上の計算」がされていたとは・・・

正直、驚いています。

投稿者 ちぃこ : 2004年11月23日 02:35

実体験として滑りやすいとすると、机上で考える際に何らかの重要な要素を抜かしてしまったのでしょうか。

滑りやすいと思っている方が居るのは重要な事実ですが、だから「滑りやすい」と結論付けるのはやや短絡的です。「なぜ滑りやすいか?」あるいは「なぜ滑りやすいと感じるのか?」、メカニズムを解明しないと結論が出せませんね。

現時点で分かることは以下のとおり。

・排水性や摩擦の面では、滑りにくくなるはず(理論上)
 →重要な要素を見逃しているのでは?

・実際に走行したライダーの中に「滑りやすい」という意見の人がいる。
 →「滑りやすい」のは感覚だけで、実際は変わらないのでは?

・某道路管理事務所は「滑りやすくしている」と発言した。
 →事務所の人はローリング対策として認識しているだけで、路面加工の具体的な働きを理解していないのでは?


何故、滑りやすいか(滑りやすいと感じるか)を、理論的に説明出来る方、あるいは測定データなどの事実をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?

投稿者 : 2004年11月23日 10:03

 グーグルから二輪車関係のページを見て廻っていたら、ここにたどり着きました。
 気になる話題が書き込まれていたので投稿します。

 「この舗装はやめて欲しい」と前から思っていました。
 机上の空論よりも実際に中型以上の二輪車で走れば、ハッキリと危険を感じるし、危ないことが理解できる筈です。
 予め身構えずに、通常の舗装路から、この舗装路に乗ってしまうと、乗った瞬間に転けそうになり、心臓の止まる思いをすることもあります。

 タイヤの設置面積を減らされるのも困りますが、もう1つ問題も。
 自動車に乗っている時は道なりにしか走りませんが、二輪車で急カーブを曲がる際には、(車線の範囲内で)アウトインアウトで(道の半径よりも、大きな半径で)曲がることで安定して曲がろうとします。
 そのつもりで傾けながらカーブに差しかかった時、この舗装の溝が、アウトアウトアウトで道なりに走れと言わんばかりにタイヤを外へ引っ張るので、転けそうになり瞬時にバイクをおこすなり減速するなり、溝の半径に合わせて走るようにと、とっさの判断が求められます。
 かといって、予め充分減速して慎重に走ろうとすると、何も感じていない自動車に煽られたり、カーブで内側を抜いていかれたりするので危険極まりないです。

投稿者 PENGUIN : 2005年03月18日 12:37

安全溝と接地力研究の書籍でタイヤと路面との関係は理解できますよ。

投稿者 ken : 2005年06月03日 16:06

私も滑りやすいと思います。バイクで走ればすぐに分かります。

投稿者 : 2006年05月23日 14:28

いやほんとにバイクのりを殺す気ですね。
卓上の空論はやめましょう。走ってみましょう。
あなたみたいな人はまずこけて死にます。

投稿者 EDA : 2006年06月07日 04:58

二輪だと滑りやすいから速度を落として通過する。
当たり前の対処だけど、四輪は特に速度を落としたりしないんだよね。もちろん、四輪は二輪がここで速度を落とすなんて知らないから、かなり迫ってくる。
縦溝は二輪だけが危ない思いしないとならないんじゃないかな。

この工法を考えた連中は、二輪の事なんて考えていないのでしょう。

投稿者 774 : 2006年06月26日 15:26

はじめまして。

私も二輪車乗りです。私もこの「溝」には設置反対の意見です。高速に限らず一般道であっても、この溝切りに差しかかったときは、ヒヤッとさせられますよね。

まるでむりやりレールの上を走らされているとでも言うのでしょうか。自分の意図と違う方向を向いたまま、バイクが走っていってしまう感じです。いや厳密に測定したら、本当に斜めに向いた状態で走っているかもしれませんよ。

投稿者 GAKU : 2006年08月27日 13:52

オフロードバイクが特に怖い。
絶対こけてる人がいるよ。

投稿者 SIN : 2006年08月30日 18:05

通勤で毎日通る山沿いの道路にこの加工がされているのですが、雨の日などは本当に命を削る思いです。十二分に速度を落として走行していますが、晴れの日と同じ走りをしたら絶対転倒するはずです。車のタイヤは面で設置しますが、バイクは点接触なので同じに思って工事されると困りますね。

投稿者 shakaijin : 2006年08月30日 21:32