« 2004年10月 | メイン | 2004年12月 »

【豆知識】   2004年11月16日

ローリング族対策のグルービング工法

質問コーナーに、以下のような質問が寄せられました。

「速度抑制区間」と称して、道路の進行方向にスリットが入っています。これはどのような意味があるのでしょうか?

言葉で説明すると分かりづらいので、道路工事業者の「ナガタ工業株式会社」から、スリットが入った道路の写真を引用させていただきます。

slit01.jpg

このような路面の加工は、専門用語で「乾式グルービング工法」というそうですが、その説明については「ナガタ工業株式会社」をご覧ください。

この加工は、横方向へ滑りづらくする加工のようです。高速で走る車にとって本当に滑りづらいかどうかは、もう少し調べてみますが、横に滑るためにはギザギザを乗り越えないといけないため、確かに滑りづらいような気がします。

これは主にカーブに設置され、「スリップ防止」のほか「ローリング族対策」に使われるようです。ローリング族は車体を滑らせながらカーブを曲がっていくことを楽しんでいるため、滑りにくい路面にして「楽しめない」道路にしてしまおうという対策のようです。

ですので、一般車両にとっては一石二鳥なのかもしれません。

ちなみに、センターラインにあるポールや出っ張り、路面のデコボコなどもローリング対策に使われておりますが、これらは一般車両にとっても走りづらいので、とても困りますね。

投稿者 bathrobe : 01:05 | コメント (12) | トラックバック

【豆知識】   2004年11月04日

トリビア:T字路ではなく丁字路

先ほど(2004年11月3日)放送されたテレビ番組「トリビアの泉」で「T字路は本来丁字路が正しい」と紹介されていました。英語のT(ティー)ではなくて、漢字の丁(てい)を使うのが正しいということです。

元々は明治時代に、道路の形状が漢字の丁(てい)の字に似ているところから、丁字路と名付けたようです。その後、英語の普及に伴って、T(ティー)字路と呼ばれるようになったそうです。字の形状も同じだし、発音も似ているので自然と移り変わってしまったようです。

現在ではT(ティ)字路が一般的な呼び方ですし、意味も明快なので、「T字路」でも誤りではないのですが、法律を扱う仕事をしている裁判官や検事は、道路交通法に記載されているとおり「丁字路」という単語を使うそうです。

ちなみに、IMEやATOKなどの日本語変換機能で「ていじろ」を変化すると、一発で「丁字路」が出ますね。

投稿者 bathrobe : 01:07 | コメント (1) | トラックバック