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【豆知識】 2004年12月16日
道路標識を設置してもらうには
「見通しの悪い交差点に、一時停止の標識を立てたい」
「自宅の周辺に駐車車両が多いので、駐車禁止の標識を立てたい」
「通学路が抜け道として利用されていて危険。一方通行にしたい」
全国のあちこちで、こういった要望を持つ人がいると思います。そういうときには、地元の警察に申請することが必要です。そこで、警察が「確かに必要だ」ということになれば、今度は警察から各都道府県公安委員会に申請し、道路標識が設置される。そういう流れになっています。
とても面倒ですね。でも、面倒だからといって、自分で標識を立ててしまうと、実は罰則があります。道路交通法第76条に、「信号や標識を勝手に設置してはいけない」という規定があり、これに反すると6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金になります。(実際に、この刑罰を受けた人が居るかどうかは不明ですが)
ちなみに、道路標識以外のモノ、たとえばミラー、ガードレール、街路樹を立てたいときには、市役所等にも申請が必要になります。これらを立てるのは、市であったり県であったり国であったりするからです。
でも、やはり道路交通の面でもお世話になるものなので、警察にも相談しないと、後々トラブルになりかねません。市役所に相談と、警察に相談の両方やるのが、面倒だけど無難なやりかたのようです。
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【案内標識】 2004年12月10日
高速道路の案内標識のフォント
このような質問が寄せられました。
高速道路などの標識のあの独特なカクカクしたフォントって何ていうフォント(字体)なのでしょうか?
少し調べてみたのですが、明快な答えが見つかりませんでした。調査の途中結果として、分かったことをまとめます。
・高速道路のフォントは誤認を防ぐために考えられた。
・フォントは全国統一されておらず、公団によって(地域によって)異なるようだ。
・特に首都高では、他の高速道路と違うフォントを使っているらしい。(このフォントのほうが新しく、見やすいらしく、少しずつ他の高速道路でも使われるようになっているようだ???)
もう少し調査します。
-----------------追記----------------------
首都高速道路公団に尋ねたところ、首都高速や阪神高速では、写植書体の「ゴナDB体」が使われていると教えて頂きました。標識に関する研究会を開いた結果、平成元年頃から「ゴナDB体」の採用を始めたようです。(首都高速道路公団さま、ありがとうございました)
「ゴナDB」は「ゴナ」というフォント(書体)の一種で、写植用に作られたフォントです。フォントに詳しい人や、デザイナーなら知っているかもしれません。「ゴナ」の一種である「ゴナU」は1975年に発売され、その後いろいろなウェイト(線の太さ)の「ゴナ」が世に出回ることになりました。
画線を直線的に描いた姿は、当時としては斬新で、その後に生まれたゴシック系のフォントは、この「ゴナ」のイメージを引き継いでるものが多くあります。例えば、印刷の世界で、現在最も良く使われているフォントの「新ゴ」というゴシック体などがそうです。
このような、歴史的に重要で、かつ美しいフォントの「ゴナ」でしたが、書体のデジタル化によって、最近ではだんだん見かけなくなるようになったそうです。
ところで写植とは何だかご存じですか?
文字を印刷するための最も古い方法が「活字」と呼ばれる方法です。小さな金属のハンコを組み合わせるという非常に原始的なもので、歴史的も非常に古くルネサンスの3大発明の1つでもあります。現在では活字の印刷はほとんどありませんが、「紙に印刷された文字や文章」という広い意味になって「活字」という言葉が残っています。
その次に考えられた方法が「写植」です。写植という文字を見ればなんとなく想像できるかもしれませんが、写真と似たような原理だと思ってください。小さな金属のハンコでやっていたものを、フィルムで行うのです。これが写植であり、活字に比べると作業効率が格段に良くなったため、活字に取って代わるようになりました。「ゴナ」はこの「写植」のフォントです。
そしてDTPの登場です。フォントや文字情報などは全てコンピュータの中でデジタル処理されます。我々が普段利用している、Wordで書類を作ったり、筆まめで年賀状を作ったりするのも広義のDTPと言えるでしょう。(印刷の現場では QuarkXpress などが使われています)
投稿者 bathrobe : 19:21 | コメント (2) | トラックバック
【道路交通法】 2004年12月10日
首都高のバイク2人乗りは禁止されました
道路交通法の改正で、2005年4月に高速道路バイク2人乗りが解禁となりますが、全国で唯一、首都高速の都心部(環状線とその周辺)だけ解禁が見送られることになったそうです。