2006年3月29日午前5時35分ごろ、千葉県市川市富浜のマンション駐車場で、女性が血を流して倒れているのを住民が発見。警察と救急に通報した。警察の調べによると、倒れていた女性は姉歯秀次・元1級建築士の妻(49歳)。全身を強く打っており、約1時間半後に死亡。
マンションの最上階である7階通路の手すりには、妻が手や足で触れたとみられる痕跡があるとのこと。警察は、手すりを越えて飛び降り自殺を図った可能性が高いとみて調べている。 遺書は発見されていない。
■参考記事(2006/02/02 読売新聞)
姉歯元建築士の妻を本紙が直撃
「秀次はいつ帰ってくるか どこにいるかも分かりません」
耐震強度偽装問題で、構造計算書を偽装した、姉歯秀次元1級建築士(48)の妻と見られる女性が2日、スポーツ報知の直撃取材に答えた。千葉・市川市の姉歯氏の自宅に出入りしていた女性は「私が姉歯です」と明かした上で、「秀次はいません。いつ帰ってくるか、どこにいるかも分かりません」とつぶやいた。その後は疲れた様子で「もうお話しすることはありませんから…」とだけ話し、家の中に消えた。
最近、この女性と接したという近隣住民は「(夫が帰ってこないので)疲れているのでしょう」と言う。姉歯氏は事件発覚当初、自宅前で取材に応じるなどしていたが、その後は「怖くて外に出られない」などとして行方をくらました。昨年12月15日、衆院国交委の証人喚問には出席したものの、それ以後は“所在不明”に。普段はホテルなどを転々としているとされている。近日中にも立件と見られる“キーマン”の目撃証言は現在、皆無の状況になっている。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/feb/o20060202_30.htm