今や PHP は有名なスクリプト言語となってきており、 各自のスクリプトで再利用可能なコードとして、 多くのリソースが公開されています。PHP 言語の開発者の大部分は、 過去のバージョンとの互換性を保とうとしており、 過去のバージョン用に書かれたスクリプトは (理想的には) より新しいバージョンの PHP で変更せずに動作するはずです。 しかし、実際には、通常いくつかの変更が必要となります。
古いコードに影響を与える最近の重要な二つの変更点を以下に示します。
$HTTP_*_VARS 配列が過去のものとなったこと (これは、関数またはメソッドの中で使用する際にグローバル変数として 宣言を行なう必要がありました)。以下の オートグローバル 配列が 4.1.0 で導入されました。これらを以下に示します。 $_GET, $_POST, $_COOKIE, $_SERVER, $_ENV, $_REQUEST, $_SESSION. 従来の $HTTP_POST_VARS のような配列 $HTTP_*_VARS もまだ存在し、PHP 3 以来維持されています。 PHP 5.0.0 以降、PHP の長い 定義済みの変数 配列は register_long_arrays ディレクティブにより無効にすることができます。
外部変数は、もはやデフォルトでグローバルスコープに登録されません。 言い換えると、PHP 4.2.0 以降、PHP ディレクティブ register_globals は、 php.ini においてデフォルトで off となっています。 これらの値にアクセスする推奨される方法は、 上記のオートグローバル配列を使用する方法です。古いスクリプトや本、 チュートリアルはこのディレクティブに依存している可能性があります。 このディレクティブが on の場合、 例えば、URL http://www.example.com/foo.php?id=42 から $id を使用することができます。 on、off によらず $_GET['id'] は利用可能です。