yaz_search() は、指定した接続で検索を行う準備をします。
yaz_connect() と同様にこの関数は非ブロックモードで 動作し、後で yaz_wait() がコールされたときのために 検索の準備をするだけです。
yaz_connect() が返す接続リソース。
クエリの型を表します。現在は "rpn" のみがサポート されており、この場合 3 番目の引数には Type-1 クエリを前置表記で 指定します。
RPN クエリは、Z39.50 規格により定義された Type-1 クエリのテキスト 表現です。しかし、YAZ により使用されるテキスト表現では、演算子が オペランドの前にある前置表記が使用されます。クエリ文字列はトークンの 並びであり、このトークンでは 2 重引用符で括られない限り空白文字は 無視されます。アットマーク(@)で始まるトークンは 演算子とみなされ、そうでない場合は検索項目として処理されます。
表 1. RPN 演算子
構文 | 説明 |
---|---|
@and query1 query2 | query1 および query2 の積集合 |
@or query1 query2 | query1 および query2 の和集合 |
@not query1 query2 | query1 であり、query2 でない |
@set name | 結果セットへのリファレンス |
@attrset set query | クエリの属性セットを指定します。この構造が使用できるのは 全てのクエリの始めに一回だけです。 |
@attr [set] type=value query | クエリに属性を適用します。型と値は属性型と属性値をそれぞれ指定する 整数です。この組みが指定された場合、属性の組を指定します。 |
属性についての情報は Z39.50 Maintenance Agency サイトにあります。
注意: もう少しわかりやすい記法を利用したい場合は、CCL パーサ関数 - yaz_ccl_conf() および yaz_ccl_parse() を使用してください。