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file

(PHP 3, PHP 4, PHP 5)

file -- ファイル全体を読み込んで配列に格納する

説明

array file ( string filename [, int use_include_path [, resource context]] )

file_get_contents()と同じですが、file() はファイルを配列に入れて返すところが異なります。 配列の各要素はファイルの各行に対応します。改行記号はついたままと なります。失敗するとfile()FALSEを返します。

オプションのuse_include_path引数を使用して、 これに"1"を設定することにより、 include_path のファイルの検索も行うこともできます。

<?php
// ファイルの内容を配列に取り込みます。
// この例ではHTTPを通してURL上のHTMLソースを取得します。
$lines = file('http://www.example.com/');

// 配列をループしてHTMLをHTMLソースとして表示し、行番号もつけます。
foreach ($lines as $line_num => $line) {
    echo
"Line #<b>{$line_num}</b> : " . htmlspecialchars($line) . "<br />\n";
}

// 他の例として、Webページを文字列に取り込みます。file_get_contents()も参照してください。
$html = implode('', file('http://www.example.com/'));
?>

ティップ: fopen wrappers が有効の場合、この関数のファイル名として URL を使用することができます。ファイル名の指定方法に関する詳細は fopen()、サポートされる URL プロトコルの種類 については、(例えば)付録M を参照してください。

注意: 配列に取り込まれた各行は行末文字も含みます。 行末文字を取り除きたい場合にはrtrim()を使用する必要があります。

注意: マッキントッシュコンピュータ上で作成されたファイルを読み込む際に、 PHP が行末を認識できないという問題が発生した場合、 実行時の設定オプションauto_detect_line_endings を有効にする必要が生じるかもしれません。

注意: PHP4.3.0以降ではファイルの内容を文字列に取り込むために file_get_contents()を使うことができます。

PHP4.3.0でfile()はバイナリセーフになりました。

注意: コンテキストのサポートは、 PHP 5.0.0 で追加されました。contexts の説明に関しては、 参照CL, ストリーム関数 を参照してください。

警告

IIS のような、いくつかの標準に 対応してない Web サーバは、PHP に警告を発生させるような手順でデータを送信します。 このようなサーバを使用する場合は、 error_reporting を警告を発生しないレベルまで小さくする必要があります。 PHP 4.3.7 以降では、https:// ラッパーでストリームをオープンする際に バグがある IIS サーバソフトウエアを検出することができ、この警告を抑制することができます。 あなたが ssl:// ソケットを作性するために fsockopen() を使用している場合、 自らこの警告を検出し、抑制する必要があります。

readfile(), fopen(), fsockopen(), popen(), file_get_contents(), include() も参照してください。