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XXXVII. Fileinfo 関数

導入

このモジュールの関数は、ファイル内の特定の位置から magic バイトシーケンスを見つけることで、 ファイルの content type とエンコーディングを推測します。 これは完全な手法ではありませんが、経験上かなりうまく動作しています。

要件

この拡張モジュールをビルドするには magic_open ライブラリが必要です。

インストール手順

簡単なインストールメモ。コンソールで、ただ単に
$ pear install fileinfo
とタイプします。

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

リソース型

Fileinfo 拡張モジュールでは、一種類のリソースが使用されています。 それは、finfo_open() が返す magic データベース記述子です。

定義済み定数

以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。

FILEINFO_NONE (integer)

特別な処理を行いません。

FILEINFO_SYMLINK (integer)

シンボリックリンクのリンク先をたどります。

FILEINFO_MIME (integer)

テキスト表現ではなく、mime 文字列を返します。

FILEINFO_COMPRESS (integer)

圧縮されたファイルを伸張します。

FILEINFO_DEVICES (integer)

ブロックデバイスあるいはキャラクタデバイスの内容を探します。

FILEINFO_CONTINUE (integer)

最初に見つかったものだけでなく、一致するものをすべて返します。

FILEINFO_PRESERVE_ATIME (integer)

可能な限り、元の最終アクセス時刻を保持します。

FILEINFO_RAW (integer)

表示できない文字を \ooo 形式の 8 進表現に変換しません。

目次
finfo_buffer -- 文字列バッファの情報を返す
finfo_close -- fileinfo リソースを閉じる
finfo_file -- ファイルについての情報を返す
finfo_open -- 新しい fileinfo リソースを作成する
finfo_set_flags -- libmagic のオプションを設定する