これらの関数は、dBase 形式(dbf) のデータベースに保存されたレコードに アクセスすることを可能にします。
dBase ファイルは、固定長の単純なシーケンシャルファイルです。 レコードはファイルの終りに追加され、削除されたレコードは dbase_pack() がコールされるまで保持されます。
dBase フィールドの型として有効なものは以下のとおりです。
表 1. 有効なフィールド型
フィールド | dBase 型 | フォーマット | 補足情報 |
---|---|---|---|
M | Memo | n/a | この型は PHP ではサポートされていません。 このフィールドは無視されます。 |
D | Date | YYYYMMDD | フィールドの最大長は 8 です。 |
N | Number | 数字 | 長さと精度(小数点以下の桁数)を指定する必要があります。 |
C | String | 文字列 | 長さを指定する必要があります。データを取得する際、指定した長さに 満たない文字列にはその右側に空白文字が付加されます。 |
L | Boolean | T あるいは Y が TRUE、 F あるいは N が FALSE です。 | 読み書きは整数値(1 または 0)で行われます。 |
警告 |
これらの関数では、インデックスおよびメモフィールドのサポートは 行われません。ロックのサポートも行われません。ふたつの Web サーバ プロセスが同時に同じ dBase ファイルを修正しようとした場合、 データベースはほぼ確実に駄目になってしまうでしょう。 商用データベースとして dBase ファイルを使用しないことを推奨します。 本物の SQL サーバーを替わりに選んでください。通常、MySQL または Postgres PHP で使用されています。dBase サポートの目的は、 Web データベースのデータのインポート・エクスポートを行うことです。 なぜなら、Windows の表計算ソフトや統合ソフトでこのフォーマットが 通常サポートされているからです。 |
付属する dbase ライブラリを有効にしてこれらの関数を使用するには、 --enable-dbase オプションを 指定して PHP をコンパイルする必要があります。
設定ディレクティブは定義されていません。
リソース型は定義されていません。
このリファレンスの例の多くは dBase データベースを必要とします。ここでは dbase_create() の例で作成した /tmp/test.dbf を利用しています。
定数は定義されていません。