runkit_sandbox_output_handler
(PECL)
runkit_sandbox_output_handler --
サンドボックス内での出力を取得・処理するための関数を指定する
説明
mixed
runkit_sandbox_output_handler ( object sandbox [, mixed callback] )
通常、(echo() や print() などの)
あらゆる出力は、親のスコープから出力しているかのように出力されます。
しかし、runkit_sandbox_output_handler() を使用すると
サンドボックス内の出力(エラーを含む)をサンドボックス外で受け取ることが
可能です。
注意:
サンドボックスのサポート
(runkit_lint(), runkit_lint_file(),
および Runkit_Sandbox クラスで使用)は、PHP 5.1 以降または特別なパッチを適用した
PHP 5.0 でのみ利用可能であり、スレッドセーフを有効にしておく必要があります。
詳細については、runkit パッケージに含まれる README ファイルを参照してください。
非推奨:
runkit バージョン 0.5 以降この関数は非推奨となっており、1.0 が
リリースされるまでに削除される予定です。指定した Runkit_Sandbox
インスタンスの出力ハンドラは、配列オフセット構文を使用して
取得/設定が可能です。この方法について、
Runkit_Sandbox
のクラス定義で説明しています。
パラメータ
- sandbox
出力の処理を設定する Runkit_Sandbox クラスのインスタンス。
- callback
ひとつのパラメータを受け取る関数の名前。
sandbox による出力がこのコールバックに
渡されます。コールバックが返す値は通常通り表示されます。
このパラメータが渡されなかった場合、出力の操作方法は変わりません。
真でない値が渡された場合、出力の操作は無効となり直接表示されます。
返り値
前に定義されていた出力ハンドラコールバックの名前を返します。
ハンドラが定義されていなかった場合は FALSE を返します。
例
例 1. 出力を変数に送る
<?php function capture_output($str) { $GLOBALS['sandbox_output'] .= $str;
return ''; }
$sandbox_output = '';
$php = new Runkit_Sandbox(); runkit_sandbox_output_handler($php, 'capture_output'); $php->echo("Hello\n"); $php->eval('var_dump("Excuse me");'); $php->die("I lost myself."); unset($php);
echo "Sandbox Complete\n\n"; echo $sandbox_output; ?>
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上の例の出力は以下となります。 Sandbox Complete
Hello
string(9) "Excuse me"
I lost myself. |
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