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oci_connect

(PHP 5)

oci_connect -- Oracle サーバへの接続を確立する

説明

resource oci_connect ( string username, string password [, string db [, string charset [, int session_mode]]] )

oci_connect() は他のほとんどの OCI コールで必要な 接続 ID を返します。 オプションの3番目のパラメータには、ローカルOracleインスタンスの名前か tnsnames.ora における接続先のエントリ名を指定することができます。 オプションの3番目のパラメータが指定されない場合、 PHP は接続先のデータベースを決定するために環境変数 ORACLE_SID (Oracle インスタンス)または TWO_TASK (tnsnames.ora) を使用します。

パラメータ session_mode はバージョン 1.1 からり用可能で、次の値を受け付けます: OCI_DEFAULT, OCI_SYSOPER, OCI_SYSDBAOCI_SYSOPER もしくは OCI_SYSDBA のいずれかが指定された場合、 oci_connect() は外部の信用を利用して 権限付きの接続を確立しようとします。 デフォルトでは権限付きの接続は無効です。有効にするためには、oci8.privileged_connect をオンにしてください。

注意: もし PHP を Oracle Instant Client と併用している場合、 次に解説されている簡単な接続ネーミングメソッドを使用することができます: http://download-west.oracle.com/docs/cd/B12037_01/network.101/b10775/naming.htm#i498306 。 基本的にデータベース名として "//db_host[:port]/database_name" を指定できることを意味します。しかし、 古いネーミング方法を使用したい場合、ORACLE_HOME もしくは TNS_ADMIN のいずれかを設定 しなければなりません

注意: 同じパラメータを使用して 2 回目やそれ以降に oci_connect() がコールされた場合、 最初のコールで返された接続ハンドルを返します。 これは 1 つのハンドルに対して発行されたクエリは、 他のハンドルにも適用されることを意味します。なぜなら、 これらは 同じ ハンドルだからです。 この動作は以下の例 1 で例示されています。 もしトランザクション的にお互い独立した 2 つのハンドルが必要な場合、 oci_new_connect() を使用してください。

Oracle サーバのバージョン 9.2 以降を使用している場合、新規接続を確立する際に charset パラメータを指定することができます。 Oracleサーバ < 9.2 を使用している場合、このパラメータは無視され、 かわりに環境変数 NLS_LANG が使用されます。

例 1. oci_connect() の例

<?php
echo "<pre>";
$db = "";

$c1 = oci_connect("scott", "tiger", $db);
$c2 = oci_connect("scott", "tiger", $db);

function
create_table($conn)
{
  
$stmt = oci_parse($conn, "create table scott.hallo (test varchar2(64))");
  
oci_execute($stmt);
  echo
$conn . " created table\n\n";
}

function
drop_table($conn)
{
  
$stmt = oci_parse($conn, "drop table scott.hallo");
  
oci_execute($stmt);
  echo
$conn . " dropped table\n\n";
}

function
insert_data($conn)
{
  
$stmt = oci_parse($conn, "insert into scott.hallo
            values('$conn' || ' ' || to_char(sysdate,'DD-MON-YY HH24:MI:SS'))"
);
  
oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT);
  echo
$conn . " inserted hallo\n\n";
}

function
delete_data($conn)
{
  
$stmt = oci_parse($conn, "delete from scott.hallo");
  
oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT);
  echo
$conn . " deleted hallo\n\n";
}

function
commit($conn)
{
  
oci_commit($conn);
  echo
$conn . " committed\n\n";
}

function
rollback($conn)
{
  
oci_rollback($conn);
  echo
$conn . " rollback\n\n";
}

function
select_data($conn)
{
  
$stmt = oci_parse($conn, "select * from scott.hallo");
  
oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT);
  echo
$conn."----selecting\n\n";
  while (
oci_fetch($stmt)) {
    echo
$conn . " [" . oci_result($stmt, "TEST") . "]\n\n";
  }
  echo
$conn . "----done\n\n";
}

create_table($c1);
insert_data($c1);   // c1 を使って行を挿入
insert_data($c2);   // c2 を使って行を挿入

select_data($c1);   // 両方の挿入した結果が返される
select_data($c2);

rollback($c1);      // c1 を使ってロールバック

select_data($c1);   // どちらの挿入もロールバックされている
select_data($c2);

insert_data($c2);   // c2 を使って行を挿入
commit($c2);        // c2 を使ってコミット

select_data($c1);   // c2 の結果が返される

delete_data($c1);   // c1 を使ってテーブル内の全ての行を削除
select_data($c1);   // 行は返されない
select_data($c2);   // 行は返されない
commit($c1);        // c1 を使ってコミット

select_data($c1);   // 行は返されない
select_data($c2);   // 行は返されない

drop_table($c1);
echo
"</pre>";
?>

エラーの場合、oci_connect()FALSE を返します。

注意: PHP バージョン 5.0.0 以前では、代わりに ocilogon() を使用しなければなりません。 まだこの名前を使用することができ、下位互換性のため oci_connect() への別名として残されていますが、 推奨されません。

oci_pconnect(), oci_new_connect(), oci_close() も参照ください。