メールを送信します。
メールの受信者。
RFC 2822 を満たす書式でなければ なりません。例えば以下のようなものです。
user@example.com |
user@example.com, anotheruser@example.com |
User <user@example.com> |
User <user@example.com>, Another User <anotheruser@example.com> |
送信するメールの表題。
注意 |
改行を含んではいけません。含めてしまうとメールが正しく送信できません。 |
送信するメッセージ。
改行コードは LF (\n) となります。各行の長さは 70 文字を超えては いけません。
注意 | |
(Windows のみ)PHP が SMTP サーバと直接通信をする際、ピリオドから 始まる行は無視されます。これを防ぐには、行頭のピリオドを ピリオド 2 つに置き換えてください。
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メールヘッダの最後に挿入される文字列。
通常、これは追加のヘッダ(From、Cc、Bcc)のために用いられます。 複数のヘッダを追加する場合は CRLF(\r\n)で区切ります。
注意: メールを送信する際には、必ず From ヘッダが含まれていなければなりません。 additional_headers パラメータで指定するか、 あるいは php.ini にデフォルト値を指定します。
指定しなかった場合は、以下のようなエラーメッセージが返ります Warning: mail(): "sendmail_from" not set in php.ini or custom "From:" header missing 。 Windows では、From ヘッダを設定すると Return-Path も設定されます。
注意: メッセージが受信されなかった場合には、LF(\n)のみを使ってみてください。 Unix の MTA の中には、自動的に LF を CRLF に変換してしまう ものがあります(もし CRLF を利用していた場合、CR が重複してしまいます)。 ただし、これは最後の手段です。というのも、これは RFC 2822 に違反しているからです。
パラメータ additional_parameters は、 追加のパラメータをメール送信プログラムに渡す際に使用可能です。 メール送信プログラムは、設定オプション sendmail_path により設定されます。例えば、 sendmail を使用する際に -f オプションを使って エンベロープの sender アドレスを設定する際に使用できます。
この方法でエンベロープの sender ヘッダ(-f)を設定する際は、 'X-Warning' ヘッダが付加されないように Web サーバの実行ユーザを sendmail 設定に追加しておく必要があるかもしれません。 sendmail を利用している場合、これは /etc/mail/trusted-users で設定します。
メール送信が受け入れられた場合に TRUE 、それ以外の場合に FALSE を返します。
メールの配送が受け入れられたかどうかが基準であることに注意しましょう。 メールが実際にあて先に届いたかどうかでは「ありません」。
バージョン | 説明 |
---|---|
4.3.0(Windows のみ) | すべてのカスタムヘッダ(From、Cc、Bcc や Date など)がサポート されるようになり、大文字・小文字を区別しないようになりました (カスタムヘッダは MTA でパースされるのではなく PHP でパースされます。 PHP < 4.3 では Cc ヘッダのみがサポートされており、大文字・小文字が 区別されていました)。 |
4.2.3 | safe_mode 時には additional_parameters パラメータを無効に しました。もし用いられた場合には mail() 関数は 警告メッセージを出して FALSE を返します。 |
4.0.5 | additional_parameters パラメータが追加されました。 |
例 4. HTML メールを送信する mail() を用いて HTML メールを送信することも可能です。
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注意: mail() の Windows 版実装は、Unix 版実装とは 多くの点で違います。 第一に、メッセージの生成にローカルのバイナリは使用せず、 ソケットを通じて直接操作するだけです。 これは MTA がネットワークソケットを listen している 必要があるということを意味します(ローカルホスト、リモートマシン どちらでもかまいません)。
第二に、 From: や Cc:・ Bcc:・ Date: のようなカスタムヘッダは MTA ではなく PHP によってパースされます。
そのため、to 引数には "Something <someone@example.com>" 形式の メールアドレスを与えることはできません。 MTA と通信する際に mail コマンドはこれを適切にパースできません。
注意: 添付ファイルや特殊な本文(HTML など)を含むメールも、この関数で 送信可能です。これは、MIME エンコーディングによって実現されています。 詳細な情報は Zend の記事 または PEAR Mime クラス を参照ください。
注意: mail() 関数は、大量のメールをループ内で送信するには 向いていないことに注意しましょう。この関数は 1 通のメールを送信するたびに SMTP ソケットをいったん閉じて開きなおします。これは非効率的です。
大量のメールを送信する場合は、 PEAR::Mail および PEAR::Mail_Queue パッケージを参照ください。