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expect_expectl

(no version information, might be only in CVS)

expect_expectl -- プロセスの出力がパターンに一致する・指定した時間が経過する・ あるいは EOF に達するのいずれかにあてはまるまで待ち続ける

説明

mixed expect_expectl ( resource expect, array cases, string &match )

プロセスの出力がパターンに一致する・指定した時間が経過する・ あるいは EOF に達するのいずれかにあてはまるまで待ち続けます。

match を指定すると、検索結果がそこに保存されます。

パラメータ

expect

事前に expect_popen() でオープンした Expect ストリーム。

cases

expect case の配列。個々の expect case は数値添字の配列で、 以下のような形式となります。

表 1. Expect Case の配列

添字値の型説明必須かどうかデフォルト値
0stringストリームからの出力との比較対象となるパターン。yes 
1mixedパターンに一致した場合にこの関数が返す値。yes 
2integer パターンの形式。 EXP_GLOBEXP_EXACT あるいは EXP_REGEXP のいずれかひとつです。 noEXP_GLOB

返り値

一致したパターンに関連付けられた値を返します。

この関数の実行に失敗した場合は、 EXP_EOFEXP_TIMEOUT あるいは EXP_FULLBUFFER を返します。

例 1. expect_expectl() の例

<?php
// ファイルをリモートホストにコピーします
ini_set ("expect.timeout", 30);

$stream = fopen ("expect://scp user@remotehost:/var/log/messages /home/user/messages.txt", "r");

$cases = array (
  array (
0 => "password:", 1 => PASSWORD),
  array (
0 => "yes/no)?", 1 => YESNO)
);

while (
true) {
switch (
expect_expectl ($stream, $cases))
{
  case
PASSWORD:
   
fwrite ($stream, "password\n");
   break;

  case
YESNO:
   
fwrite ($stream, "yes\n");
   break;

  case
EXP_TIMEOUT:
  case
EXP_EOF:
   break
2;
  
  default:
   die (
"エラーが発生しました!\n");
}
}

fclose ($stream);
?>

参考

expect_popen()