com_get_active_object() は、新しい COM オブジェクトのインスタンスを作成することに 似ています。しかし、オブジェクトがすでに実行中の場合には そのオブジェクトが返されるという点が違います。 OLE アプリケーションは、既知のアプリケーションを一度だけ起動させる ことを許可するために、Running Object Table というものを使用します。 この関数は、実行中のインスタンスのハンドルを取得するために COM ライブラリ関数 GetActiveObject() を公開します。
progid は、アクセスしたいオブジェクトの ProgID あるいは CLSID (たとえば Word.Application) である必要があります。code_page は、 COM クラスの場合と同様の働きをします。
要求されたオブジェクトが実行中の場合は、他の COM オブジェクトと 同様にスクリプトへ返されます。そうでない場合は com_exception が発生します。この関数が失敗する 理由はさまざまなものが考えられますが、最も一般的なのは オブジェクトがまだ起動していないことです。そのような場合、 例外のエラーコードは MK_E_UNAVAILABLE となります。例外オブジェクトの getCode メソッドを使用することで、例外コードの内容を調べることが可能です。
警告 |
Web 環境で com_get_active_object() を使用する ことは、あまり良い考えではありません。ほとんどの COM/OLE アプリケーションは複数のクライアントから同時に利用されることを 考慮していないのです。(あの) Microsoft Office でさえもです! この件に関する一般的な問題についての詳細な情報は、Considerations for Server-Side Automation of Office を参照ください。 |